きよの株式投資

株式投資の分析を気ままにしてます

勝ち続けている人は圧倒的に含み益のほうが多い理由

株で勝ち続けている人のポートフォリオは含み益のほうが多く、勝っているんだからそれはそうだと思われるかも知れませんが、実際にはそうではなく、含み益>含み損になっていないと株は勝てないのです。
 
友人がこの相場でも勝てないと言うので、話を聞いてみる
「少し上がると売り、値下がりは持ち続ける」というやり方に・・。
本能に従うとそうなりやすく、無理もない話です。
株をはじめる多くの人に少しは役立つ可能性があるので文章として残しておくことにします。
 
株で勝つ方法は2つ「ファンダメンタル分析」か「値動き」です。
この2つの違う手法で勝っている人の含み損益がどうなっているか考えていきましょう。
 
ファンダメンタル分析で勝っている人の含み損益を想像してみます。
株価100円だけど実際には200円の価値があると分析して買ったとします。
この場合株価が80円に値下がりしても売らないのは当然で、むしろ買増しを考えるべきでしょう。
そして予想通り市場の評価が変わって110円まで値上がりしてきた時に、本能に従うと80円の値下がりを一度見てしまったため、利益確定を急ぎたくなります。
しかしここで売ってしまうと下げは際限なく食らうのに、値上がり益は限定的となりリスクリターンが悪くなります。
ですからフェアバリューの200円までと言わないまでも170円くらいまでは腰を据えて保有するべきです。
ファンダメンタル分析の強みがしっかり出ていれば、評価されない間の含み損はまあまあ大きいが、評価が変わったあとの含み益はより大きなものになっているはずです。
ポートフォリオ覗いてみるとこんな感じでしょう。
A株-20%
B株+50%
余程間が悪い時でなければ含み損だけが残っているということにはならないはずです。
 
「値動き」
値動=短期トレードという前提で話しをします。
トレードの基本は順張りです(順張り=値動きの勢いのあるほうに素直についていく)
買われかたの強い勢いを見るにまだ値上がりを続けるポテンシャルがあると判断し、仮に株価100円で買った場合、予想に反して売られてしまい90円まで値下がりするような場合は即座に損切するべきです。
逆に想像通りに値上がりした場合120円になっても勢いに衰えを見せなければホールドすべきです。
こういう前提で取引した場合、トレーダーの含み損益も含み益のほうが大きく、かつ含み損の銘柄が少ないはずです。
A株-10%(損切済み)
B株-5%(損切済み)
C株含み益+10%
D株含み益+15%
こんなイメージになります。
 
効率よく勝っている人の含み損益が長期にわたって含み損だらけになっているということは理論的にないはずだということになります(実際は分析力や洞察力が市場平均を上回るために血のにじむような努力が必要です)
大事なのは考え方です。含み損だらけのポートフォリオになっている場合取引について見直してみる価値はあるかと思います。