きよの株式投資

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コロナで明暗を分けた飲食業界を解説!

 

 こんにちは、きよです。 

 

コロナで大ダメージを受けた飲食業界ですが、実はこんな中でも売り上げを伸ばしている会社もあります。

コロナの第二波がないとも言えません。飲食業界の明暗を学びましょう。

 

まずは売上を伸ばした会社3社ご紹介

 

日本KFCホールディングス(ケンタッキーフライドチキン)

月次推移

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100%が基準なので売上ベースで20%も伸ばしていますね。

内容としては客数ではなく客単価、つまりたくさん買ってくれるお客が増えたのですね。元々KFCは持ち帰りや、デリバリーの比率が高く日頃からの経営方針と自宅で食べるというところがマッチしました。

 

 

日本マクドナルドホールディングス

 月次推移

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0%が基準です。売上は1~5月まで全て前年を超えています。

客数は減っても客単価、つまり買ってくれる量が増えていることが見て取れます。 

 

 

モスフードサービス(モスバーガー)

月次推移

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上記二社と同じ傾向で、客数が減った分を客単価で補っていますね。

 

この三社は軽く食べていくお客さんが減った代わりに家族などで食べるニーズを上手く捉えた事で、客単価を伸ばしたようです。

 

◆コロナ禍でも売上を伸ばした三社 

・日本KFCホールディングス      証券コード9873

 

・日本マクドナルドホールディングス 証券コード2702

 

モスフードサービス        証券コード8153

 

 

売上が落ちてしまった飲食業を4社ピックしましょう(上記三社以外は残念ながら大体落ちています)

 

 

サンマルクホールディングス(サンマルクカフェ)

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2020/2までは影響がなかったものの、4~5月は売上を80%も落としてしまっています。

自宅で食べる需要とマッチせず、店舗休業も響きました。

6月から全店営業再開とあります。サンマルクのパンが私は好きなので、ここからの切り返しを期待します。

 

 

すかいらーくホールディングス(ガスト、バーミヤン、ジョナサンなどが主力)

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やはり4ー5月が50%ほど落ちています。客単価は上がったものの、客数減少が大きすぎました。

今後はテイクアウトにも力を入れていくとあり、宅配サービスは前年比30%増加しているとリリースにありました。規模が大きい会社なので対応できればテイクアウト、宅配の需要は大きそうです。

 

 

鳥貴族

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4-5月は90%の減少となり、居酒屋は本当に厳しい状況であることが伺えます。

私も気軽に入れるお店の雰囲気が好きでよく利用していましたが、このような状況でどのように立て直すのか難しいところですね。居酒屋の今後の戦略には注目していきたいと思います。

 

 

ペッパーフードサービス(いきなりステーキ、ペッパーランチなどが主力)

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月次推移を見る限り、コロナ以前から前年比20%以上の減少が見られます。

店舗を拡大させすぎため、系列店舗でお客の取り合いになってしまったとあります。勢い余ったと言ったところでしょうか?

流動資産(現金にしやすいもの)に対し流動負債(返済期限の短い負債)が多く、また営業キャッシュフローがマイナスになってしまったことから疑義注記(会社の存続が危うい)がついています。

6/18各種報道によれば主力のひとつであるペッパーランチを100億円で売却を目指すともあります。

ペッパーランチの月次推移を見てみましょう。

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月次を見る限りいきなりステーキが下降を描く一方で、ペッパーランチは成長性を見せています。ペッパーランチの売却は生き残るための苦肉の策であることが伺えます。

100億円での売却が実現すれば財務は改善されますので、出店がいきすぎたステーキ事業を再編することで復活は見えてくるのでしょうか?

個人投資家に人気のある銘柄だけに注目が集まっています。

 

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今回のポイント  

・テイクアウト、デリバリーが主力だった会社は客単価が伸びた

 

・居酒屋、カフェなど店舗型は特に大きなダメージを受けた

 

・今後の飲食店は環境の変化に合わせて経営手腕が問われる

 

 

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